1Dモデリング研究会

1Dモデリング研究会とは

業務で市販ソフトのライブラリ等を使って1DCAEを運用している企業は多くなってきましたが,ツールの本質をほんとうに理解して活用できている技術者はまだまだ少ないのが現状ではないでしょうか?

1Dモデリング研究会は「1DCAEを導入したが上手く活用できずに困っている企業の技術者」「1DCAEを自分の研究に取り入れたいと思っている研究機関の方」または「1DCAEの知識や経験が豊富な技術者達」が集まって情報を共有し,自身の困り事や課題を解決しながら,1DCAE業界を含む産業・技術の発展に貢献していく研究会です.ご興味のある方はこちらよりお問合せください.

研究会の目的

1Dモデリング研究会では「1Dモデルの定式化」に最も注力して,さらにそのモデルを活用していくための方法を模索していきます.そして,これらの知識を元に規格化や標準ガイダンスの制定に向けて有識者で議論していきます.単なる講習会ではなく,それぞれが各専門知識を持ち寄る事で,お互いの知見を深め技術を向上させていきます.

1. 実験

簡易実験を行って,定式化を行う現象を把握します

2. 定式化

支配原理について定式化を行います

3. コーディング

定式化した変数と方程式を1Dツール(Modelica)にコーディングします

今期の予定

  • 場所:名古屋大学 東山キャンパス 工学研究科1号館 144講義室 (地下鉄名城線 名古屋大学駅
  • 日程:2019年7月スタート / 年4回予定 / 原則 金曜日

第1回研究会: 2019/ 7/26(金) 「1Dモデルの基本構造(マスバネダンパーシステム)」・・・終了しました

第2回研究会: 2019/ 10/11(金)「熱伝導(液体)の基本モデル(実験/定式化/コーディング)」・・・終了しました

第3回研究会: 2019/12月 - 2020/1月 頃「熱伝導率の実測とレベル2モデル(予定)」

第4回研究会: 2020/2-3月 頃 (タイトル未定)


  • 時間:13時-17時
  • 会費:9,600円/年
  • 内容:毎回,各テーマにおいて「1. 実験 → 2. 定式化 → 3. コーディング 」の順に1Dモデルの定式化を行い,その後ディスカッションを行う

FAQ

研究会の目的はモデリングスキルの向上ですか?

1Dモデリング研究会の目的は,単なるモデリング技量の向上ではありません.しかしながら全くツールの知識がなければ議論に参加する事ができないので,最低限の1Dモデリングに関する知識は身につけて頂く必要があります.

基礎知識はどこで習得すればよいですか?

モデリングに関する基礎知識は下記のサイトにて一般公開しています.(現在はModelica中心ですが,今後も関連記事を追加していく予定です)

https://1dcae.com/

使用している1Dツールは何ですか?

必ずしもModelicaに特化する訳ではありませんが,汎用言語の中でModelicaが最もデファクトスタンダード化していること,および現在のオープンソースのツールはOpenModelicaのみになりますので,本研究会ではモデリングツールは「OpenModelica」を使用しています.

どのような分野が対象ですか?

実験等は参加者の要望を元に,できるだけ幅広い工学分野(機械,電気,流体,伝熱,etc)を扱うようにしていきます.本質的な理解を趣旨としているので四力学を基本とした,各力学の基礎的な実験とリンクさせています.また企業等の方でよりニッチな複雑な事象に関しては,こちらに関連する研究機関や企業をアップしておりますので,ご参考にしてください.

ディスカッションへの参加は必要ですか?

はい.すべての会員の方に議論に参加していただく必要があります.本研究会は単なる講習会ではなく,実験,定式化,コーディング等を通してモデリング技術を学んでいただくと同時に,それぞれの専門分野の知見を元に,1DCAE技術の発展へと貢献することが公共機関としての最終ゴールですので,どうぞ積極的なディスカッションの参加をお願いします.

モデルベース開発(MBD)との違いは何ですか?

現在,自動車業界に代表されるモデルベース開発は,モデル構築のための基本的な定式化は(完全ではないものの)ほぼ完成してきており,さらにモデル同士の連携や精度向上,生産的なモデル管理に注力する段階に入っています.

しかしながら,その他の多くの一般製造業では(SILSやHILS活用以前の)定式化のフェーズで困難を抱えており(その先にある)応用技術の恩恵を享受するフェーズまで到達できていない,という問題に直面しています.よって1Dモデリング研究会では1DCAEを具現化するツールとして「モデルの定式化」に最も注力し,さらにそのモデルをより活用していくための応用事項を追補的に加えることで,1Dモデリングの底上げを図っています.